雪解け始動のとき!~二十四節気“雨水(うすい)”の時期の処方箋~
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2月19日から、二十四節気の一つ、「雨水」に入りました。
地上の雪や氷がとけて水となり、雪に変わって雨が降る頃。また、草木の芽が出はじめる頃。太陽の黄経(黄道の一点と春分点がつくる角度)は330度。
(画像元:Wikipedia「芽」)
今回は、“雨水”にまつわるお話のあれこれや、この時期におすすめの音楽をご紹介します。
二十四節気“雨水(うすい)”の期間に相当する七十二候
[初項 2月19日~22日頃]
土脉潤起
つちのしょううるおいおこる
(雨が降り、土が湿気をおびて潤う)
獺祭魚
たつ うおをまつる
(カワウソが捕った魚を並べて食べる)
[次項 2月23日~27日頃]
霞始靆
かすみ はじめてたなびく
(霞がたなびきはじめる)
鴻雁来
こうがん きたる
(ガンが北に渡っていく)
[末項 2月28日~3月4日頃]
草木萌動
そうもくめばえいずる
(草木が芽吹きはじめる)
草木萌動
そうもくほうどうす
(草木が芽吹きはじめる)
春の季語でもある『霞』
“春なれや名もなき山の春霞(松尾 芭蕉)”
霞たなびく景色が成り立つには一つの道具立てが必要です。それは、言うまでもない、こんもりとしたなだらかな山です。日本人の心に根付く霞の風景は、山を間近に控えた町や村で見ることができます。
また、絵巻物や屏風絵には霞と呼ばれる文様がよく見られます。これは不要な部分を覆い隠すとともに、空間の広がりや奥行き、場面の転換、さらには時間の経過まで表します。そして、霞をくぐり抜けると、別の場所、別の時間が目の前に現れます。“すやり霞”とも呼ばれます。
(画像元:Wikipedia「すやり霞」)
雛人形を飾る頃
雨水に雛人形を飾ると、良縁に恵まれると言われています。
雛祭りは水に関係する行事で、雛人形は厄を移した人形を水に流していたことに由来するため、水が豊かになる雨水に雛人形を飾り始めると良縁がもたらされると考えたからなのだそうです。
音の処方箋~“雨水”の時期に聴きたい音楽
春になり、地上の雪が解け、草木が芽吹きはじめるこの時期。おすすめの曲は、ビバルディの『四季“春”』。
この曲の中で、声解析・声診断ソフト“クォンタムヴォイス”で特に読み取れるのは、コーラルレッド。体を動かすセンス、自然と接するセンスを養います。土の中から育つ草木がむくむくと成長する様子がイメージできます。
さらに、グリーンの要素もあります。調和力、バランス調整力、心の余裕を強めるのにも効果的です。
※オンラインサロン『クォンタムヴォイスアカデミー』では、声の処方箋を行うときにぴったりの周波数帯を整えた音楽が聴き放題です。
最後までお目通し頂き、有難うございます。
すべてのものが動き始めるこの時期。
自分自身の体の動きに敏感になり、心の余裕を持てているかどうか、改めて感じてみましょう。
ユウキアユミワールドアカデミー
クォンタムヴォイスアカデミー
校長 由結あゆ美