二十四節気 処暑 – 秋の季節の体に効く食材と音楽
二十四節気では2022年8月23日より『処暑(しょしょ)』に入っております。暑さがやみ、涼しくなりはじめるころ。太陽の黄経(黄道の一点と春分点とがつくる角度)は150度。
処暑には「暑さが止む」の意味があります。日が差す日中はまだまだ暑く感じられますが、朝夕には涼風も吹き、過ごしやすくなる時期でもあります。
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秋の身体のメンテナンス法
とはいえ、暑かったり寒かったりをくり返して深まっていく秋。
汗ばみやすい夏の時期から、急に秋風が吹いて寒くなってくるため、体はその変化についていけないこともあるでしょう。
そこで、注目したいのが、自分の身体のメンテナンスです。
秋は肺が活発になってきます。
秋口に呼吸器系の風邪をひきやすいのは、乾いた冷たい空気が急に流れ込んでくるから。
秋は乾燥した空気が北から入ってきます。そして、次の日はまた暑い。
まだ汗を出すつもりで暮らしている体が、急に冷蔵庫に入れられたように冷たい乾燥した空気によって発汗が止まり、皮膚が呼吸不全になって体の中に湿気が残るのだそうです。
五行論(この世界の様々な事柄を木・火・土・金・水という5つの要素に還元するという、古くから伝わる東洋の自然の捉え方)では、「秋」=「肺臓」と位置づけます。
肺の働きを助ける食材は長ねぎです。昔から風邪をひいて呼吸が苦しいような時には長ねぎを焼いて、それをガーゼに包んで首に巻いて長ねぎのエキスを肺に吸引した話は有名ですね。長ねぎには気管支拡張作用があるのだそうです。それが難しい場合は刻んだ長ネギをボウルに入れて熱湯を注いで吸入しても効果があるのだとか。
画像元:「クラシル」
https://www.kurashiru.com/articles/44b7f011-99c9-48e6-8dd1-db0562cc45c6
私も声を専門にする仕事をしていますので、とりわけ喉周りには気を使います。
喉・首の周りを意識するときに効果的な音楽は、「バロック音楽」。バロック音楽の音色に耳を澄ませると、思考が鎮まります。首や肩のあたりの緊張が緩み、リラックスしてくるのを感じるでしょう。
ヘンデル、バッハ、ヴィヴァルディなど、お好きな曲をセレクトしてみてくださいね。
さらに『喉の緊張が解放される周波数の音楽』が聴き放題のオンラインサロンの情報はこちらです。よろしければ覗いてみてください。
この時期の七十二候…二十四節気のそれぞれを初候・次候・末候に分けたもの
一候はおおむね5日間。気候の推移や動植物の変化を表しています。
◇初候(8月23日~8月27日頃)
綿树開
わたのはなしべひらく
(綿を包むがくが開きはじめる)
画像元: 「ウェザーニュース」
https://weathernews.jp/s/topics/201708/090205/
鷹乃祭鳥
たか すなわち とりをまつる
(タカが捕らえた鳥を並べて食べる)
◇次候(8月28日~9月1日頃)
天地始粛
てんち はじめてさむし
(暑さがおさまってくる)
◇末候(9月2日~9月8日頃)
禾乃登
こくもの すなわちみのる
(稲が実る)
画像元:「介護110番」
http://www.kaigo110.co.jp/season.php?rid=98
身近にある自然に目を向けてみると…
今の時期にしかない空、風(初嵐)、蝉の声と虫の声の入れ混じる様。
自然界の力を感じながら、どうぞ快適な秋をお過ごしくださいませ。
ユウキアユミワールドアカデミー
クォンタムヴォイスアカデミー
校長 由結あゆ美