【自らの志を立てる】
本日は成人の日。新成人の皆さま、おめでとうございます。
成人と言えば、今でこそ20歳として認識されていますが、昔は違いました。
奈良時代以降では、数え年で12歳から16歳ではすでに成人とみなされました。
そのため、この12歳~16歳では、「元服」と呼ばれる儀式が行われていたそうです。
昔は、髪型を変える、服装を変える、また、幼少期使っていた名前とは違う名前を使うなどして、「成人したのだ」ということがわかるようにしていました。
このように神聖な儀式を通して成人になったわけで、若くしてしっかりとした志を立てなければなりませんでした。
この時期、いつも引き合いに出すのが「30歳成人説」。心が成熟する時期が遅くなっているということを示す言葉です。
成人の日は、年齢や立場によらず、「自分は何のために生きているのか」という質問を、改めて自らに投げかける機会にしてみてはいかがでしょうか。
新成人になられる皆様に心からのエールを送りますとともに、成人である私たちが、これからの未来を担う子供たちに凛とした背中を見せる良い機会として意識して過ごしたいと思います。
ユウキアユミワールドアカデミー
校長 由結あゆ美