【新年の嬉しい出来事】
皆さま、明けましておめでとうございます。
本日が事始めという方も多いと思いますが、新年にはどのような抱負をお立てになりましたか。
私は新年の抱負のひとつとして、改めて“素直・反省・感謝”を意識して行おうと決めました。
宇宙・自然界への感謝
ご先祖様への感謝
自分が今ここに生かされていることへの感謝
家族への感謝
友人・知人及び全ての命とそのご先祖様への感謝
夢や目標を持てていることへの感謝
…
私事ですが、新年早々嬉しい出来事がありました。
今年もたくさんの心のこもった年賀状を頂いたのですが、その中に、初めて目にする年賀状がありました。それは、以前に研修を受けてくださった方からのものでした。
「5年前にマナー研修を受けさせて頂きました。最初は会社に言われて意味もわからず受けており、その時はわかったような気になっていましたが、実際に人を教育する立場になって、あのとき先生がおっしゃっていた意味がよくわかりました」
といった内容でした。
私はそのときに、自分が中学生の頃の出来事を思い出しました。私はクラスの代表のひとりとして特別校外研修に参加していました。確か内容は急病になった方を救助するための方法などを学ぶ1泊2日の研修でしたが、私は当日熱を出してフラフラになり、やむなく研修途中で帰宅することになりました。
数日後、体が回復して学校に行くと、担任の先生にお会いしました。先生の隣にいたクラスの友達が、「体の調子は大丈夫?」と聞いてきました。私はすかさず、「ものすごい高熱でね、死ぬかと思ったよ。吐き気もして苦しかった~!」とまくしたてました。すると、先生が私に静かな口調でおっしゃいました。「まずは“ごめんなさい”でしょう」、と。
そのとき、私は先生の一言で我に返りました。“研修は受けて当たり前”ではなく、“受けさせて頂いていたのだ”ということに。学校がお金を払って、他に受けたい人がいたかもしれないのに、クラスの代表として“受けさせて頂いていた”わけです。私がすべきことはしっかり学んでその後身近な方や社会にお伝えし貢献することでした。また、研修先の方や先生、一緒に研修を受けた仲間にも心配と迷惑をかけたことでしょう。体の不調は自己管理の甘さですが中学生には致し方ないことかもしれません。でも人間は自分のことに必死になり謙虚さを失うと、言葉や行動にそれが現れるのです。私は顔から火が出るほど恥ずかしくなり、その場で言葉を失いうつむいたことを今でも時折思い出します。
マナーには、
挨拶の仕方
手紙の書き方
食事の仕方
など様々なものがあり、それぞれに型があります。
また、国際儀礼の提唱する「紳士淑女の精神概念三原則」には
① 人に好感を与えること
② 人に迷惑をかけないこと
③ 人を尊敬すること
があります。
私はマナーや振る舞いに迷うことがあったら、ここに立ち返るようにしています。
そして、“素直・反省・感謝”が心からできているかどうか。
“はい” “申し訳ありません” “有難うございます”
…自分の心にその都度本気で聞く習慣を持ちたいと思います。
心の伴う美しい所作のできる方が日本にひとりでも多くなりますよう、本年もレッスン・研修に臨ませて頂きます。
最後までお付き合い頂き、有難うございます。
2020年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
ユウキアユミワールドアカデミー
校長 由結あゆ美