【日本人としての喜びがわいてくる話①】
「あなたのルーツは何ですか?」
そう聞かれて、答えられる日本人がどのくらいいるでしょうか?
私は仕事柄、礼儀作法にまつわる学びを続けさせて頂いておりますが、礼儀作法とはもともと神様にお供え物をする際の儀式から生まれました。
では、日本人にとっての神様とは何でしょうか?
日本人は、私も神様、あなたも神様、木も神様、火も神様、水も神様…“森羅万象全てに神が宿る”と考える民族です。
例えば、小さなお子様も、「あなたは神様。神様だったらどのように振る舞うかしら?」とお伝えすると、落ち着かなかったお子様も、一定時間椅子に座っていられるようになります。
もちろん大人もです。
ウォーキングのレッスンもいろいろなアプローチ法がありますが、「あなたは天と地をつなぐ人という神様です。ご自分を神様だと思って歩いてみてください」とお伝えすると、お客様の多くが早い段階で肩を揺らさずに美しい歩き方ができるようになります。
また、「人という神様のお宅に入らせていただく」と思えば、自然とお相手のお宅に入る前には外界のケガレ(気枯れ)を持ち込まないよう居住まいを正すことになります。
これらは、私たちのDNAの中に神性が宿っている証ではないでしょうか。
日本人は無宗教だといわれるようになって久しくなりましたが、私たちはしっかりとした礎をもともと持っていると思います。そして、この神性を思い出す時期に来ていると感じます。その鍵となるのが“教育”です。
このお話の続きはまたの機会に…最後までお付き合い頂き、有難うございました。
令和元年9月22日(日)
靖國神社御創立150年記念 正式参拝・御奉納のお知らせ