『きつねのおきゃくさま』“心の軸を整える朗読”を始めました。

『きつねのおきゃくさま（あまんきみこ・文　二俣英五郎・絵　株式会社サンリード・発行）』

本日は、大好きな絵本をご紹介させて頂きました。
人は（他人や自分から）かけられた言葉の通りの人になっていく…。この物語には様々なメッセージがこめられていると思います。

日本の旧制の学校の教科書の一つ『尋常小學修身書』では、「尊敬すべき人格」「優れた人格」というものの型と内容を具体的に示した「物語」が掲載されています。
（例）セイキチ　ハ　ヒロッタ　エンピツ　ヲ　ヒロヒマシタ　ガ、オトシタ　コドモ　二　ソレ　ヲ　カへシテヤリマシタ。

また、アメリカの家庭の第二の聖書となったと言われる『道徳教本（The Book of Virtue）』では、「自己規律」「思いやり」「責任」「友情」「仕事・勉強」「勇気」「忍耐」「正直」「忠誠」「信仰」という十の徳目によって章が構成され、関連する古今東西の民話や寓話、偉人・賢人の逸話や随筆を短くまとめたものが掲載されています。

当時、人間としての「基礎」を朗読・暗唱して学ぶこの日本の教育方法は、諸外国からも称賛されていたそうです。

私は当アカデミーのレッスン・研修で、礼儀作法についてお伝えをしていますが、「特に大人になったら自分の環境は自分でつくるもの」だと思っております。
その作り方のひとつとして、ビジネスやプライベートでの日常を、良い言葉や物語で満たしていくことは非常に有効だと実感しております。

『きつねのおきゃくさま（あまんきみこ・文　二俣英五郎・絵　株式会社サンリード・発行）』

未来を担うお子様には、おじい様、おばあ様、親子様はじめ、周囲の大人からの良い言葉や良書を与えること。

最後までお付き合いくださり、有難うございます。
脳科学的にも実証されている言葉の威力を、少しでも感じて頂けたならば幸いです。

ユウキアユミワールドアカデミー
校長　由結あゆ美