【自分をしつけたくて始めたレッスン】さらにもうワンランク上の世界に入りたい、と思っている方に、その特別な席の搭乗券を渡すのが、私の役目だと思っております。
皆さま、おはようございます。
「美」プロトコール・マナー講師 由結あゆ美です。
本来 年が切り替わるのは、2月3日節分です。今年は4月に元号が変わるという節目の年。
皆さまは新たな年への心構えはいかがでしょうか。
私の専門分野は「プロトコール(公式な国際マナー)・日本の礼儀作法」です。一言でいうと、「身を美しくすると書いて 躾」“しつけの先生”をさせて頂いておりますが、もともとは自分をしつけたくて始めました。
ちょうど私が学生時代だった頃は、高度成長期が終わり、成熟社会を迎える中、いろいろな意味で考え方は十人十色。インターネットが普及し始め、選択肢が広がる中、自由であることは逆にとても不自由でもあり、幸せな家庭で甘やかされて育った私にとっては、過酷な時代でもありました。
そこで、“何か軸を持ちたい”と思ったときに出会ったものが、プロトコール・マナーによる、「自分をしつけること」でした。
なぜお箸はこう持つのか?
なぜ声や姿勢を整える必要があるのか?
自分の家庭や当時の学校ではその深い理由まで教えてくれませんでしたので、自分で学ぶことにしたのです。
例えば、第一印象を決定づける服装。
TPOに合った上で、自分に似合う色や形を整えると、周りの反応が変わり始めました。
ある会食の席で、誰もが知っている高名な先生にお会いしました。
最初そのときは、その格式に合った自分に似合う服装を知らなかった私は、あか抜けないスーツを着てその場に臨みました。また、猫背で声も小さくお話していたので、ほとんどいてもいなくても同じような状態だったと思います。素晴らしい仲介役の方からのご紹介であったにもかかわらず、当然その先生に顔も覚えて頂けなかったようです。
それから1年後、服装だけでなく、姿勢や声のレッスンを受けた後、同じ先生にお会いする機会がありました。明らかに相手の反応が違い、まっすぐにこちらを見てお話になります。そのときには話もはずみ、もちろん名前も覚えてもらいました。
そこで私は思いました。
やはり人はその場にふさわしい型を身に付けることは大切なんだ、と。
もちろん、話す内容や心づかいは重要ですが、型を整えることで自分自身の心が変わり、心が変わると発するエネルギーが変わることを実感しました。
ここで、皆さまに質問です。
和食の会食のときに、バックに入れておくべきものは何だと思いますか。
答えは「懐紙」です。
日本は必ず器を持ちあげてお食事しますが、それは神の道と書いて神経を曲げないため。そのときにあると便利なものです。
器が熱くて持てない場合などに、いわゆる手でお皿の代わりをする「お手皿」というマナー違反をしないで、食べ物を口に運べるのです。
それから、突然会費などを支払うために現金を人に渡すことありませんか?
本来は奉書紙と水引で整えてお渡しする現金ですが、急に現金を渡さないといけなくなったとき、
白い封筒をバックに常備しておくと重宝します。現金を裸のまま渡すことは感覚的にも気が引けるものですが、日本のお金に対する意識や、清浄感・清らかさを重んじる慣習上、やらないことのひとつなのです。
紙=神様の神 であることなど、理由を聞いて納得しました。
こういった所作のひとつひとつが腑に落ちるにつれ、そこはかとなくあった自分の自信のなさがなくなっていき、確固たる自信へと変わっていったのです。
この経験を通して得られたことをもとに、今、様々なお客様のステージアップのお手伝いをさせて頂いております。
まさに、映画“マイフェアレディ”“プリティウーマン”の現代日本版。
女性だけでなく、男性のお客様にもお越し頂いて、その方を磨かせて頂いております。
今は主に20代~40代を中心に国内外で活躍するビジネスパーソン・管理職の方・経営者・舞台に立つ歌手の方などがレッスンに来られています。
時代の変化は明らかに速くなっています。
さらにもうワンランク上の世界に入りたい、と思っている方に、その特別な席の搭乗券を渡すのが、私の役目だと思っております。
長文に最後までお目通し頂き、有難うございました。
これからもお付き合い頂けましたら幸いです。
ユウキアユミワールドアカデミー
代表 由結あゆ美
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