【“成人”の意味】新成人になられる皆様に心からのエールを送ります。
本日は成人の日。新成人の皆さま、おめでとうございます。
「美」プロトコール・マナー講師 由結あゆ美です。
もともとは、小正月である1月15日、とされていた成人の日ですが、2000年からはハッピーマンデー制度により、1月の第2月曜日に変更されました。
以前はお正月休みやゴールデンウィーク、お盆などに成人式を行っていた地域も多かったのですが、連休になったことにより、成人の日やその前後に行う自治体が増えてきました。
そして、今回民法改正により、成人年齢を20歳から18歳に引き下げることがきまりました。施行されるのは2022年4月1日から。したがって、2022年は、18歳・19歳・20歳が参加する式典となり、混乱が予想されます。また、18歳の方々は受験シーズン真っ只中で、成人式の日をずらしてほしいという声も聞かれます。
さて、成人と言えば、今でこそ20歳として認識されていますが、昔は違いました。
奈良時代以降では、数え年で12歳から16歳ではすでに成人とみなされました。
そのため、この12歳~16歳では、「元服」と呼ばれる儀式を行われていたそうです。
昔は、髪型を変える、服装を変える、また、幼少期使っていた名前とは違う名前を使うようになる、などして、「成人したのだ」ということがわかるようにしていました。
このように神聖な儀式を通して成人になったわけで、若くしてしっかりとした志を立てなければなりませんでした。
現代では、「30歳成人説」なるものがあるそうです。つまり、「社会人としての志をしっかり立てられるのは30歳」ということなのですが、寿命が延びたせいなのか、今の日本人がぬるま湯につかっているからなのか…私も20代の頃はそうだったなあ…などと、いろいろと考えさせられます。
一方で、10代から人生のビジョンをしっかりと持つための授業を行う学校や、躾をしっかりとなさっている家庭ももちろんあり、志を立てられるか否かについては、子供を取り巻く環境も大きいのだと感じます。
新成人になられる皆様に心からのエールを送りますとともに、成人式をイベントとしてだけではなく、大切な儀式として臨んでいただきたい…と切に願います。
ユウキアユミワールドアカデミー
代表 由結あゆ美
■初回体験レッスン、プライベートレッスン、企業研修・各種講演依頼は随時承っております。
お気軽にお問い合わせください。